Illustratorでニューモーフィズムにチャレンジ【初級編】

ニューモーフィズム Illustrator

前回に続きニューモーフィズム!

今回はイラレでニューモーフィズムにチャレンジします。

前回の記事はこちら

背景色を決める

今回はWEBアイコンを作る想定で進めていくので、カラーモードはRGBで説明します。

ニューモーフィズムの大きな特徴は、背景と同系のカラー凹凸をやわらかく表現すること。

ニューモーフィズム

まずは、背景にベースとなるカラーを指定します。

  • アートボードに合わせて長方形ツールでオブジェクト(背景)を作成
  • オブジェクトにベースとなる色を指定

今回は「#e6e6e6」をベースに使っていきます。

オブジェクトを作成

ニューモーフィズム

先ほどの背景の上に適当なオブジェクトを作成します。

はじめはシンプルな正方形がわかりやすいと思います。

今回は下の方法で角丸正方形にします。

オブジェクト(図形)を角丸にしたい場合は、角にある◎をオブジェクトの内側へドラッグするとどんどん角が丸くなっていきます

角丸ツール

オブジェクトへ塗りを追加

塗りの追加

先ほどのオブジェクトを選択した状態で

  • ウィンドウ>アピアランスでアピアランスパネルを開く
  • アピアランス左下の「新規塗りを追加」ボタンで塗りを追加

※追加した塗りは一番上にきます

塗りをグラデーション化

グラデーション追加

追加した塗りをグラデーションにします。

  • アピアランスパネルで追加した塗りを選択
  • ウィンドウ>グラデーションでグラデーションパネルを表示
  • グラデーションパネルの上記画像②で線形グラデーションを選択

グラデーションの設定

グラデーション設定
  • グラデーションの角度を−45°に設定
  • グラデーションスライダーにポイントを4つほど作成
  • ポイントの色を下記のような濃淡に設定
グラデーション

ブレンド機能でグラデーションカラーを作成

カラースライダーで直感的に色の濃淡を調整するのもOKですが、Illustratorのブレンド機能でも簡単に同系グラデーションを生成できます

ブレンド

グラデーションの両端の色を作成・選択

ブレンド

オブジェクト>ブレンド>ブレンドオプションで間隔と数を設定

ブレンド

オブジェクト>ブレンド>作成でブレンドカラーを作成

完成したブレンドカラーをスポイトで拾うなどしてグラデーションのカラーを設定すれば完成です

パス設定

グラデーションを設定した塗りにパスの設定を追加します

パスのオフセット
パスのオフセット
  • アピアランスパネル「fx(新規効果を追加)」を開く
  • パス>パスのオフセット
パスのオフセット
  • オフセットを10px程度に設定
パスのオフセット

元のオブジェクトよりもパスが外に出ていればOK。

アピアランスパネルで使用している効果が確認できます。

ぼかしをつける

ぼかし

グラデーションの塗りを選択したまま、次はぼかしをかけてふんわりとしたラインを作ります。

  • アピアランスパネル「fx(新規効果を追加)」を開く
  • ぼかし>ぼかし(ガウス)
  • 半径を3px〜4px程度に設定
ガウス

だいぶニューモーフィズムのやわらかさが出てきました。

編集した塗りを一番したへ移動

ニューモーフィズム

最後に今まで編集していたグラデーションの塗りを一番下に移動して完成です!

アピアランスパネルでグラデーションの塗りをドラッグして元の塗りよりも下に持っていきましょう。

ニューモーフィズム

ニューモーフィズムオブジェクトの完成です。お疲れ様でした。

ぼかしやオフセットのピクセル数を変えることで微調整ができるので、好みの凹凸を研究してみてください。