せっかく表を作っても、あとから修正しづらいものでは制作が大変になってしまいます。
先の工程や直しも見据えた、修正がしやすい表をイラストレーターで作ってみましょう。
表の枠を作る

- 長方形ツールで表の外枠になるオブジェクト(図形)を作成

- 外枠を選択してオブジェクト>パス>グリッドに分割

- 表の行と列の数を入力します
※高さや幅はあとから調整できます

このように最初に作った外枠が分割できていればOKです。
表の間隔と色を変える
再びグリッドを分割を開きます。


間隔の数値を大きくすると、それぞれの枠の間に指定した余白ができます。

あとはカラーを好きに変えるだけで、だいぶこなれた表になります。
ちなみに上のデザインはカラーパネルで線の色をなし、塗りに好きな色を指定するだけです。
間隔を広げなくても、線幅を少し太くし、線の色を白にすると同じような表を作成することができますよ。色々試してみましょう!
行・列の高さと幅を変える

グリッドの分割でセルの高さ・幅も変更ができます。
合計の数値でも調整することができます。

例えば表題部分のみ高さを変えたい場合などは、対象の部分を選択し変形パネルで調整しましょう。
変形パネルを開いたら、変形の起点になる箇所を選ぶことを忘れずに。
上の画像ではオブジェクトの中央下を起点として、高さを100pxにしました。
表に文字を入れる
※文字入れが必要な場合は表の間隔を0にしておくことをおすすめします

- 作成した表全体を選択し、コピーして前面に貼り付け(⌘+C、⌘+F)
- 書式>スレッドテキストオプション>作成

このようにテキストを入れるボックスが、表に合わせて作成されます。
※先に表の間隔が入っていると、うまく文字が送れない場合があるので注意

- 用意したデータをコピー&ペーストで先ほどのボックスへ

フォントのサイズや行間を調整すると、1枠に1データきれいに入ります。
段落パネルの中央揃えや、文字パネルのベースシフトで文字の縦横の位置の調整もできます。

表題部分だけフォントを変えたりサイズを変えたりして、色々なデザインにチャレンジしてみましょう。
テキストだけをグループ化しておくと、文字より下になっている表のデザイン編集が楽になりますよ。
上の画像のようにセルの周りに余白を設けたい場合は、線の色と太さで表現する方法をおすすめします。